2016年07月13日 わたぼうし
初めまして。今年の4月にわたぼうしに入職しました、常勤作業療法士の中村です。
「作業療法士の中村です」と自己紹介をした際に、「作業療法って何をするの?」「何か作業をしないといけないの?」と質問されることがよくあります。そこで、今回はこのブログを通して、作業療法について少しでも皆様に知っていただければなと思います。
作業療法の「作業」とは、人が生まれてから亡くなるまでに行なう行動のすべてのことを言います。例えば、食事をする、トイレに行く、寝る、休む、遊ぶ、趣味活動、人と話すことも「作業」のひとつです。「自分でご飯が食べられるようになりたい」ご希望があれば、元々どのように食事をされていたかを確認、食事に必要な、どの動作が難しいのかを評価(姿勢が保てないのか、お椀やお箸、スプーンを持つ筋力が低下しているのか、等・・・)し、リハビリの内容を考えます。また、関節の変形等で「持つ」ことが難しい場合には、自助具という道具を使って動作を補う方法もあります。「トイレだけは自分で行きたい」「ペットボトルの蓋を開けられなくて困る」等、日常生活でお困りのことを、機能の回復を目指すことはもちろん、道具を使用する、方法を変える等、形を変えつつもどのようなお手伝いができるのかを考えながら日々勉強の毎日です。
これから7月に入り暑い毎日が始まりますが、皆様、体調崩さず夏を乗り越えられますように。。。
中村 麻衣子