2009年04月07日 グループホーム 希望の家
2月に妹尾弘幸氏による「実践!新しい総合的認知症ケアセミナー」を受けてきました。
内容は認知症の方の基本的ケアの考え方と実際にケアにあたる時の具体的なケア方法でした。具体的な方法といっても認知症の方一人一人みなさん違った症状を持っておられます。そこでその方にあった具体的なケアをスタッフがあみだす為のヒントを教えていただきました。
グループホームでは共同生活をしているので、いろいろな家事をみんなで分担しておこなっています。洗濯物干しや掃き掃除、ゴミ捨てなど声かけをして出来ることをしていただくケアを心がけてはいましたが、単純に出来そうなことをしていただくという目線だけで、リハビリという目線からはあまり考えてケアを提供できていなかったことに今回の研修を受けて気がつきました。
この方はこの機能が落ちてきているからこの作業をスタッフが手助けしながらしていただくというように、その方の出来ることまたは出来なくなってきてることを細かく分析した結果と日常生活のなかでの作業をてらし合わせ、その方に今必要なリハビリを提供できるようになりたいと思いました。
よく生活リハビリという言葉を口にしますが、日常生活のいろんな動きを利用して工夫することによって多様なケアが出来るのだとわかりました。
具体的なケア方法を考える時に細かいところまでしっかり観察することがいかに大切かを改めて感じさせられました。
実際に現場に立って感じることから学ぶことも大切ですが、こうして知識をみにつけることが現場に立っていきずまったとき大きな助けとなることも改めて感じました。
個人的に「聞くより体験」という考えが強くありましたが、知識の大切さを思いだしました。