2009年02月27日 グループホーム 希望の家
希望の家では特にコミュニケーションを大切にしています。
ご本人の思いを上手く表現できる方、できない方さまざまであるので、その方に応じて、コミュニケーションの方法を変えていきます。思いを上手く表現できない方には、アイコンタクト、うなづき、笑顔と共に、肩をさすったり、手を握ったり、その方が言おうとしていることを待って、言えなくても”自分がここにいること、あなたを理解しようとしていること、あなたがあなたで大丈夫であること”を私たちはメッセージとして伝えようとしています。
又、混乱の強い方に対しては、その方の事実を否定せずに、今その方がどんな場面にあっているのか、一緒に共感していく姿勢をとっていきます。
バリデーションスキルをよく使っていきます。傾聴して共感、反映、質問を大事に行っていきます。
バリデーションは一つのコミュニケーションスキルであって、それで混乱がなくなる道具にはなりません。
あくまでその方を知ることなのです。
人と人との関係を作っていくうえで、コミュニケーションが一番大事なのは、どの社会でもそうでしょう。認知症の方も例外ではありません。
私たちは日々、認知症の方の人生を背景にしながら、相手のことをもっと知りたくて、相手のことを今のあなたでOKだよと伝えたくて、コミュニケーションを行っています。